No.685 墓参

2023.12.11 Monday 09:00

先週、私が会長を務める名古屋市南区倫理法人会のモーニングセミナーに、静岡県袋井市倫理法人会の方に来ていただきました。ちょうど10年前にもお越しいただいたとのことでしたが、幽霊会員だった私にとっては、初めてお目通りとなりました。

名刺交換をさせていただくと、「以前、佐藤さんと言う方をご紹介いただいたことがある」とのこと。よくよく聴いてみれば、創業者の佐藤澄男のことでした。「良い話を聴かせていただき、今でも忘れられません」と言われ、「世界は狭い」と思うと共に、創業者の影響力に、頭が下がる思いがしました。

以前もお伝えしたことがあると思いますが、名古屋市南区倫理法人会の初代会長が佐藤澄男で、私が12代目。連綿と繋がっていることを改めて感じさせていただきました。

思い起こせば、佐藤からはたくさんのことを学ばせていただきました。今、事業承継をライフワークとしているのも、当該案件があると、すぐに私を呼び出していただいていたことが一因でもあります。

そして、その面談の場で、中堅・中小企業の事業承継のあるべき姿を直伝していただきました。今の私の承継に関わるノウハウや知見の多くは、その時身についたものと言っても過言ではありません。

もちろん、その恩は忘れられもせず、毎朝の勤行の中で、佐藤家への感謝の気持ちを伝えています。

しかし、このところ、お墓参りをしていなかったことに思い出し、翌日早速行って来ました。日の出間もない朝7時、雲一つない青空の下の墓参はとても清々しく、佐藤も喜んでくれているように感じました。

ご先祖様への感謝の気持ちを墓参で表すことの大切さは、これまでもお伝えしてきましたが、これまでの人生においてお世話になった方のお墓参りも大事なことだと思います。

これを機に、皆さんもこれまでの人生を振り返り、頭に浮かんだ方々への墓参を実践されてはいかがでしょうか。きっといろいろな思いが湧き上がってくると共に、大きな勇気をいただけると思います。