No.684 交流
2023.12.04 Monday 08:21
先日、当ネットワークの内の2つの部門が合同で実施した懇親会に参加してきました。
これは、今期新設された、関連する複数の部門の交流をさらに深めるために、懇親会等の費用を会社負担とする制度を活用したものでした、
実際に、部門間では活発なやり取りがあるものの、参加者の中には「はじめまして」というメンバーが何人もいました。そして、懇親会終了後には「次は一緒に仕事しましょう!」と盛り上がったところをみると、有効な機会であったと感じます。
「部門間では付き合いがあるものの、個人的には知らない人がいる」というケースは、以前から散見されていました。
その足らない部分を、以前は、仕事以外の機会が補っていました。たとえば『サークル活動』では、同じ趣味をもった人間が集まり、その楽しみを十分に味わった後、さらにお酒を挟んで交流を図る、そんな機会が自然に生まれ、「知らない」を解消する有効な場になっていたのです。
当初は野球部しかなかったものが、ゴルフ部、サッカー部、バスケット部などのスポーツ系から、観劇や旅行、イチゴやブドウなどのさまざまな「狩り」を楽しむ『がり部』といったサークルが徐々に増えていったことは、サークル活動の価値を多くの社員が実感していたからだと思います。
ところが、数年前から徐々にそのような機会が減ってしまっていました。
もちろん、コロナ禍が決定的であったことは確かですが、それ以前から、そのような傾向があったことは否めません。コミュニケーションのありようそのものが変わってきたことがその真因にあると思われます。
その意味において、このような機会を制度として作ることは、会社として重要な施策のひとつではないかと思います。
以前は自然発生的に育まれていた社員間のコミュニケーションの機会を、会社としていかに創出していくか、現在の企業経営において、重要な経営課題の一つだと思います。