No.794 計画
先日、ある講座で『経営計画』の必要性についてお話してきました。
経営計画とは、企業の存続と発展に向けた経営目標を設定し、その目標達成のために体系的に課題を整理して、具体的な実行計画として練り上げるものです。
「体系的」とは、
- 経営理念・ビジョンの実現に向けて
- 経営機能ごとに設定された目標を達成するために
- 現状分析に基づいてそれぞれの問題(目標とのギャップ)を明確にし
- 全社的観点から特に重要な改善項目について課題を設定する
ことを意味します。
そして、それぞれの課題について実行計画まで落とし込まれて始めて、経営計画と言えるのです。
多くの企業で、経営計画を数値の羅列のようなものと勘違いされています。そして、中身の伴わない計画に縛られ、右往左往し、疲弊していく。そんな不幸を目の当たりにするたびに、正しい経営計画の啓蒙の必要性を感じます。
その経営計画は、単に現状の延長線上の姿を絵に描いて終わり、というものではありません。それは、経営環境の変化を敏感にキャッチし、その変化への対応と、自社の経営革新を伴うものでなければ意味がないのです。
かつそれは、経営者が叶えたいと心から願う夢と希望を表現したものであり、組織構成員にとっては、心躍る理想郷への地図のような存在であることが望まれます。
そのような経営計画は、経営者にとっては能力と経営意欲の限界を超越し続け、以て不断の人間的成長を実現するための指南書となります。
今回お話しながら、開業前後の多忙を理由に、皆さんにお話ししてきたレベルの経営計画ができていないことを感じていながらも、放置してきた自分を思い知りました。
自分ができていないことを、「こうでなければ経営計画とは言えない!」と声高らかに話をする自分に苦笑いしつつ、まだまだ材料が出尽くしていない感は否めないものの、この6月までには「これが経営計画だ!」とお伝えできるものを完成させたいと思います。

