No.765 問題

先日、ある会で予定されていた講師が病欠となり、急遽代理でお話しすることになりました。

いつもお話ししている会で、さすがに同じ話をするのは気が引けたので、新しいテーマを用意することにしました。その名も「コンサルタントは見た!伸びる経営者、沈む経営者」。

とはいっても、急に新しいネタが出て来る訳もなく、これまで話をしてきた内容の構成を見直しして、お話をすることにしました。

その中で、「上手くいかない経営者の共通点」をまとめてみたのが、以下の内容です。

□結果だけを求める

□わがまま、我欲が強い

□他人のせいにする   

□心配ばかりしている

□決意・決心が弱い

□問題解決を諦めている 

結果を求めるのは、当然です。問題は、何の知恵も出さず工夫もせず、ただただ今までのやり方を踏襲して、「気合いだ!」「根性だ!」というタイプの経営者。こういう経営者の基には、何も考えない、面従腹背の社員が育ちます。

トップがわがままな会社もまた同じ。自分のことしか考えない経営者の下では、自分のことしか考えない社員が育ちます。

他人のせいにする経営者が信頼されるはずがありません。信頼のないトップの会社が信頼されるわけがありません。そして攻撃的他責志向の社員が育ちます。

心配は毒ガスです。まず自分の心がネガティブに蝕まれ、その口から出るネガティブな言葉で社員の精神を蝕み、病的な組織が生まれます。そして、ネガティブな社員がどんどん増えていきます。

決意・決心の弱い人は、何も実現できません。上手く行くはずがないのです。

問題とは、理想と現状のギャップです。問題解決を諦めるということは、理想の実現を諦めるということ。そんな経営者の下で成長発展する会社は生まれません。

一度、自分自身を振り返ってみてください。一つでもチェックが入るようであれば大問題。今すぐにその解消に努めるようにしましょう。

では、どうしたらよい経営ができるようになるか?その答えは、千年経営研究会月例会でお話ししています。ぜひご参加いただくよう、お勧め致します。