No.671 当たり前

先日倫理法人会で、「東海・北陸方面会」という会合が催され、参加してきました。

毎年行われるこの会の参加対象者は、愛知・岐阜・三重・静岡・石川・福井・富山の7県の代表者で、今年は石川県で開催されました。

冒頭、石川県の会長より、能登半島地震の状況が報告されました。まだまだ復旧と言うには遠く及ばない状況を画像つきで説明いただき、その被害の大きさと、被災地に住まれている方々の大変さを身近に感じさせてもらいました。

その後、被害甚大な「奥能登倫理法人会」と「七尾市倫理法人会」の会長にご挨拶をいただきました。

お二人のお話は、さらにその状況の深刻さが伝わってきて、胸が締め付けられるような思いがしました。しかし、お二人とも実に明るい。また、「起こったことは仕方がない」「事実をきちんと受け止め、その上で成すべきを成す」という覚悟が伝わってきました。

倫理法人会では、各地で毎週1回、早朝よりモーニングセミナーを行っていますが、上記2単会の会場は被災で使用ができなくなってしまったとのこと。特に奥能登倫理法人会では、事務局の方がお亡くなりになり、より一層開催が困難になっておられたとのことでした。

それでも、「こういう時だからこそ、開催すべきだ」との思いから、開催できる会場を探しに探され、奥能登からであれば車で1時間30分もかかる羽咋市の商工会会館から、「うちでよかったら使ってください」と声を掛けていただいて、いまでは通常通り、毎週開催されているとのこと。その熱い思いと実践力に、自然と頭が下がりました。

毎週開催されるモーニングセミナーは、終わってみれば「やってよかった」とは思うものの、目覚めには、ときに負担に感じ、ときに「休んでしまおうか」と、気持ちが後ろ向きになるときがありました。

お話をお聴きしながら、その情けない心が思い出され、大変申し訳なく感じると共に、「この世に当たり前なんてないんだ」ということを痛感させられました。

私たちは、日頃「当たり前」と感じることがたくさんあります。しかし、そのどれもが当たり前なんかではない。そのことを肝に銘じなければなりません。

今があること、今できることがあることを心から感謝し、目の前のことに精いっぱい努めていきたいと思います。