No.792 信用
先週、当社法人用の銀行口座を開設することができました。
1月5日に法人の設立登記を申請。14日に登記が完了し、15日に印鑑証明書と共に登記簿謄本を受取。出張等で時間が取れず、21日に銀行へ法人口座を申請。しかし、個人事業用の口座はその場で開設してもらえたものの、法人用はそんなに簡単にお許しいただけません。書類審査が通ったことを28日にご連絡いただき、その後、2月2日に副支店長が来社されて面談。晴れて5日に通帳を受け取ることができました。実に1か月。さらに、クレジットカードの申請をしたのですが、「ゴールドカードはもちろん無理です。まだ設立後1年経っていませんから、カードそのものも作れるかどうかわかりません」と言われ、信用というもののハードルの高さを実感しました。
一方で、個人事業開業以来、どこで情報を仕入れたのか、複数のネット銀行から「簡単に口座開設」などと謳ったDMが届いていました。今回の手続を踏まえて、こういう銀行をメインバンクにしている会社は、「信用の禊を済ませていないのではないか」と思えてしまうようになりました。接触さえしていませんから、実態はわかりませんが・・・
このような手続の煩わしさは、銀行側の過剰反応と思える節もありますが、以前は想像さえできなかったような犯罪が頻発し、身を守るためにどんどん厳しくせざるを得なくなっていることも理解できます。その分、手にした通帳の重みを感じています。
その後、資本金として1,000万円を入金。個人口座で行っていた売上収入と費用などの支出分を出し入れして、やっと財務面でのスタートラインに立つことができました。
ただし、クレジットカードができていませんから、カード支払先については、これからも個人口座とのやり取りは残ります。一本化までにはまだまだ時間がかかりそうです。
このところ、独立・開業される方が増えています。銀行口座開設以外の手続きを含め、このような煩わしさという信用の禊を超えられていることに敬意を表すると共に、創業ならびに法人設立に関わるあらゆる手続等を創業の物語の一つとして残し、千年続く経営の礎にしていただきたいと思います。
そして後継者の皆さんには、その物語を改めて掘り出すと共に、後世に残せるよう文字起こしをして、語り繋げていける形を創り上げてくださることを切に願います。

