No.789 戒名

このたび、後継者を対象としたある研修で、『家系図』を作成することになりました。

これまでも多くの人に家系図の作成をおすすめしてきましたが、私は我流で作っているため、作成の仕方を指導するとなると少々不安になり、家系図制作代行を生業としている方にご指南いただきました。

やはり我流ではだめですね。基本的なことがわかっていなかったことに気づかせていただきました。

間違っていたことの一つに、再婚の場合の配偶者の配置の仕方がありました。例えば前妻と後妻がいる場合、私は夫を中心として、それぞれを左右に配置して記載していました。

ところがこれでは兄弟姉妹が生まれた順に並びません。それでは、戸籍の並びとは異なるものとなってしまいます。本来であれば戸籍の並びと同じく、一番右手に第一子を記載し、それを起点に生まれた順に左への並べていく必要があるといいます。納得のご指摘でした。

また、ルールというわけではありませんが、「もし戒名がわかるなら、書いた方がいいですよ」とアドバイスをいただきました

戒名とは、「仏様の弟子になった証として授けられる名前」で、宗派によっては法名(浄土真宗)や法号(日蓮宗)ともいわれるもので、「院号」「道号」「戒名」「位号」によって構成されているのだとか。

そしてこれらには

  • 故人の性格、趣味、職業、縁のあった土地の名前など、その人となりを表す
  • 俗名の一字と仏教経典や仏様の名前、宗派の教えなどから一字を取って組み合わせる
  • 個人の性格、年齢、社会的地位、信仰の深さや貢献度などを示す

といった意味が込められているのだそうです。

改めて、私の4人の祖父母の戒名を見てみると、実に見事にその性格なり特性を表していると感じます。かつてお寺さんと檀家は、葬式だけのお付き合いではなく、互いの個性も分かり合えるほどの関係にあったことが伺われます。

そう考えれば、会ったこともないご先祖様も、その戒名を読み解くことによって、その人となりがわかってくることになります。そしてその特性は、必ず私にも受け継がれているはず。「ご先祖様とのつながり」をより深く、より強く感じることになると確信しました。

今のところ、両祖父母の戒名しかわかっていませんので、お墓巡りをして、多くのご先祖様の戒名を調べてみたいと思います。

皆さんもより一層ご先祖様との縁を深く強いものにしてみませんか。