No.775 感謝

昨日10月5日は、当社の創業者・佐藤澄男の命日でしたので、お墓参りに行ってきました。

雨模様でしたが、そのおかげか広い墓地で私一人、爽やかな気分でゆったりとお参りさせていただきました。

その前々日の3日(金)には、マリオットホテルにて、9月決算である私ども名南コンサルティングネットワーク全体の慰労会が行われました。私の名南人生最後の宴席で、約520名の社員と共に、この1年の働きをねぎらい合いました。

楽しいひとときはあっという間に過ぎ、中締めの時間がやってきました。ここ20年ほど三本締めの音頭のお役をしているのですが、全社員の前で話ができる最後の機会でしたので、少しだけ挨拶をさせていただきました。

36年と6か月、どれほどお役に立てたかわかりませんが、私が名南経営から得たものは計り知れません。

そこで、次のようなメッセージを伝えさせていただきました。

「この名南経営は、今月から開業60年目を迎えています。この間、多くの先達たちが創り上げてくださったこの劇場は、とっても立派で素晴らしい劇場です。」

「もしかすると、ちょっと壁紙がはがれていたり、床がデコボコしているところもあるかもしれませんが、それは補修をすれば直せます。」

「しかし、これだけの機能とパフォーマンスと技術を備えた劇場は、他にはありません。そのことを改めて感じていただきたい。」

「その上で、この名南経営をステージとして、皆さん一人ひとりがその舞台の主人公となって、その個性を精一杯活かし磨き上げ、素晴らしい人生を演じ切ってくれることを、心より願っています。」

「私たちの経営理念である『お客様の明日への発展のために、今日一日を価値あるものとします』。そんな日々を送っていってくださることを心より祈念して、私から皆さんへのはなむけの言葉と致します。」

この劇場の礎を創ってくださったのが創業者・佐藤澄男。墓前では、改めてその感謝の気持ちをお伝えし、かつ独立開業することを報告すると共に、これからもこれまで通り見守っていただくよう、お願いさせていただきました。

開業予定日である11月1日にもまた、ご報告に行かせていただきたいと思います。

佐藤に限らず、多くの方に守られていることに心から感謝して、世のため人のために、これからの人生を邁進していくことを誓います。