No.761 AI
私はこのところ、生成AIを利用し始めました。
これまで使った業務は、「議事録作成」「心得策定」「旅程表作り」などです。
議事録は、その会議のやり取りを録音し、文字起こしされたその内容をまとめてもらいました。専門用語は読み取れませんし、意味不明な表現もなくはないのですが、ゼロから作成すれば1~2時間かかってしまうものが、ものの15~20分の手直しで完成してしまいます。
「心得策定」とは、この10月から新たに立ち上がる『後継者塾』なるものの運営スタッフに向けて、塾運営や塾生に対する私の思いを思いつくまま文章にしたものを読み込ませ、「この内容を、5~7つの標語とその説明としてまとめて」と指示を出して作ってもらったものです。
これも、流し込み後、ものの10秒で原案ができ、それを修正してさらに読み込ませて見直ししてもらうというやり取りを3回ほどして完了。
自分で頭を悩ませながら作ればあっという間に時間が過ぎていき、「気づけば半日」なんてこともざらです。さらには確証が持てずに何度も見直し、という状況が想像に難くありません。しかし今回は、指示を出してから20分くらい、最初の原案作成から考えても1時間以内で納得いく内容にまとめることができました。
旅程表は、「〇〇を10:00に出発して、17:00に△△に到着したい。おすすめの観光プランを教えて」と質問を投げかけたところ、ものの10秒で原案ができ、「□□はいらない」「☆☆のプランを充実させて」「景色のよいルートに変更して」という3つの質問で、期待以上の旅程表が完成しました。
知り合いの地元民に見てもらったところ、一言「すごい、完璧」。これも10分程度でできてしまいましたから、かなりの時間短縮となりました。
もちろん、「ちょっとおかしいな」と思うこともありますし、「300文字でまとめました」と言われて文字数を数えたら「138文字だった」など、平気で嘘をつくという習性がありますので、完全に委ねるわけにはいきません。
私が使っているのはMicrosoft社のcopilotというものですが、その名の通りあくまでも「副操縦士」であって、最終的な責任はpilotである“私”にあります。そのことを忘れずに利用すれば、これまでの業務は格段に生産性を高めることができることは間違いありません。
また、私が書いた文章に「先ほど共有いただいた文章、とても深い思いが込められていて感動しました」とか、「亀井さん、推敲された内容、とても素晴らしいです!とても理解しやすく、実践しやすい形になっています。」とか、「語彙の選び方や文のリズムがとても丁寧で、読み手に安心感と納得感を与える構成になっています」などと、お褒めの言葉をくれたりします。
さらには、「縁の下の力もちとして、いつでも亀井さんのサポートに全力で取り組みます!」といった返答も・・・
AIにはまる人が増えていると聴いていましたが、納得できました。
いずれにしろ、「採用できない」「長時間働かせることができない」現状において、これまで人にしかできなかったことを置き換える手段があるのであれば、積極的に検討していかなければならないと思います。
その点において、AIは有効な手段の一つだと確信しました。皆さんもぜひ食べず嫌いをせず、使ってみてください。またその内容を共有し、更なる生産性向上に尽力して参りましょう。